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宮古島

2020.02.10

花は気持ちを明るくする

故郷の農村で、カフェニュイスを営むにあたり、立てた目標の一つが、

『農村を便利で快適にする』でした。

これは私が「こんな田舎に二度と帰ってくるか!」と学生時代にずっと

抱いてきた思いが影響しています。

皆さんの思う農村のイメージは、どのようなものでしょうか。

私が18歳まで暮らしていたカフェニュイスのある城辺(ぐすくべ)という農村は、

いまだにコンビニが無く、何かと不便で、亜熱帯植物が好き放題に生息する

見た目も荒れたような自然の景色を見かけます。

東京都やハワイのように、人と手で自然が管理され、自然が美しいと感じられるように、

地元の農村の自然も、自分の手で美しくしていきたいという思いがあります。

農村に住む人や訪れる人が、カフェニュイスがあることで少しでも便利に感じて頂き、

カフェニュイスのスタッフや協力者が自然の手入れをすることで、

自然を美しく快適に感じて過ごしてもらいたい。

そんな思いと目標をもって、雑草を取り除き、ゴミを拾い、花の苗を植えて、といった

活動をしており、少しずつ見た目も良くなってきています。

そんな取り組みの中で、経済的な事情から自動車を所有しておらず、

徒歩で片道20分近くかけてスーパーまで買い物に行かれている方が、

『花がきれいだから、明るい気持ちになるさー』と笑顔で言って頂けました。

その明るい表情と笑顔、言葉を聞いて、胸が熱くなり、

とても嬉しい気持ちになり、もっともっと頑張ろうと強く思いました。

この頃は、徒歩で買い物をされる方だけでなく、散歩をされる方、

精神的な問題を抱えてしまっている方が、花や広がる牧草畑を見に来るようになり、

それぞれの方の気持ちに明るさを足すことができているかもしれないと感じています。

これからもコツコツと、自然を管理しながら、美しく魅せてあげられるように頑張ります。

2020.02.09

あの世のお正月、十六日祭

 あの世のお正月、『十六日祭(じゅうろくにち)』

宮古島で旧暦の1月16日に行われる、あの世のお正月『十六日祭』。

親族一同でお墓の前に集まり、食べ物と飲み物をお供えし、

お線香に火をともし、うちかび(あの世のお金)を燃やして、

手を合わせた後で、みんなでお墓の前で食事会を行います。

私の弟が、nuisのオードブルを頼んでくれ、お供えをしてくれたおかげで、

親族一同にもnuisのオードブルの味を楽しんでもらえました。

宮古島は親族で集う機会がとても多く、正月や旧正月、お盆、十六日祭などの行事に加え、

地域の運動会、学校の運動会などの体育系イベント、

エイサー、クイチャーなどの舞踊系イベントなどなどと、

少なくとも月に1回以上は顔を合わせます。

この集う機会の多さが、親族のきずなを太くし、地域とのきずなを保っているのだろうなと、

宮古島に戻ってきて生活をしている中で感じました。